高血圧と狭心症ってどういう病気?

世の中で生活習慣病についての情報を頻繁に見聞きすることになり、現在何もなく健康な人でさえ、生活に気を付ける意識を高めています。
高血圧の病状についての怖さなどが多く聞かれる中、それに関連性のある狭心症も注目されるようになり、さらには他の多くの病気を誘引する危険性も注目されるようになっています。

個々の生活の中で習慣となってしまった、食べ物の嗜好やタバコの喫煙といった行動の一つひとつが生活習慣病の原因になることはよく知られていることでしょう。
毎日の食卓で何気なく食している物の塩分、お酒に含まれているアルコールなど、色々なものが要因となって、病気の発症ということにつながっています。

今の世の中は溢れるほどの多様な食材に恵まれ、一般の家庭でも美味しくて栄養価のある献立が、当たり前のように並ぶようになりました。
それに伴って、栄養状態の良くなった成人の体形も昔と随分変わり、カロリーオーバーなどが原因の、所謂、肥満体と呼ばれる人も多くなってきました。
肥満体にならない体づくりというのも、原因となるものを防ぐのに役立ちます。

また、若いころの血管と違い年齢を重ねることで、血管の老化現象ということが起こってきます。
そうなってしまった血管内は硬くなり、高血圧とともに、一過性の心筋虚血をおこす状態として定義された、狭心症という病気まで引き起こす原因となってしまいます。

原因となるものは単なる日々の生活だけではなく、親から受け継いだ遺伝的要素も関係しています。
そして更に特定の成分の過剰摂取、アルコールや喫煙といった要因が加わると心臓や血管に負担がかかり、高血圧や狭心症といった病気が発症しやすくなってしまいます。
肥満になってしまった体は、色々な面で病気に対し危険性が増し、いつ他の病気になってもおかしくない状態にまでなります。
健康診断を受けて今の健康状態を把握し、病気にならない生活習慣と、自分の健康を維持するという意識が必要になってきます。

狭心症の特徴と危険性

私たちの心臓は1日に10万回生涯休みなく拍動して全身に血液を送っています。
この心臓の筋肉に酸素や栄養を供給している血管が冠動脈です。
加齢とともに血管の柔軟性は失われていくものですが、高血圧や、肥満、脂質異常症などがあると動脈硬化が進みやすくなります。
動脈硬化が進むと血管の内側が狭くなり、血液が十分に流れなくなることがあります。

心臓の冠動脈でこのようなことが起こり、心臓を動かすための血液が不足する状態を心筋虚血といいます。
心筋虚血になると胸痛や胸の圧迫感などの症状が現れます。
一時的に心筋虚血になった状態が狭心症と定義されていて症状は長くても15分以内に消えてしまいます。

狭心症の原因は冠動脈にプラークよばれるコレステロールなどの固まりができて狭くなって血管が狭くなることです。
高血圧、肥満、脂質異常症などがあると冠動脈にプラークができやすくなります。
また、喫煙は冠動脈に攣縮という異常収縮を起こす誘因にもなります。

狭心症を予防するためには動脈硬化を進行させないことが大切です。
そのためには動脈硬化を進める危険因子である高血圧や肥満、脂質異常症などの生活習慣病を予防する必要があります。
具体的な生活上の注意としては禁煙する、塩分・糖分・脂肪分を取り過ぎない、アルコールを控える、バランスのよい食事をとる、適度な運動をする、ストレスを避け、規則正しい生活を送ることなどがあげられます。
高血圧や狭心症、脂質異常症などは遺伝的な体質も影響しているため血縁者にこのような病気の人がいる場合は特に注意が必要です。
また、症状がなくても健康診断を受けるなどして普段から自分の体の状態を知っておくこと、病気の早期発見も大切です。