日頃から血圧を測って自己管理

高血圧などの生活習慣病は自覚症状なしになっていることがほとんどです。
また、体調不良を感じる時には低血圧になっている恐れもあります。
そうならないためには血圧の変化を知るために自宅で毎日測定することが重要です。
医療機関に行くと血圧の測定をしますが、それだけでは本当の数値はわかりません。
血圧は気温やそれまでの行動、衣服、感情などで大きく変わってきますし、時間帯によっても変動をしています。

なるべく同じ時間に測ることが重要です。
起きてから1時間以内であれば排尿後、朝食を食べ終わった後、数分安静にしてからなどのタイミングであれば毎日同じような条件で測定できます。
就寝前はそれまでの行動が一定でないため難しいですが、測る場合には数分安静にしてからにしましょう。

正しい測り方としては、リラックスすることです。
緊張していたり、感情的になっていれば高めに出てしまいます。
そのため測定前には数回深呼吸をして座って安静にすることが重要です。
また、排尿や排便も済ませておいた方がいいでしょう。
測定する部屋の温度も20度ぐらいが適温です。
寒すぎると体がこわばり緊張したのと同じ状態になるので高めに出ます。

血圧計の使い方も注意が必要です。
カフと呼ばれる測定部分の巻き方で数値が変わることがあります。
素手か薄手の肌着の上から隙間が出ないようにしっかりと巻きつけます。
肘にかからないようにしてチューブが手のひらに来るような位置に調整します。
手首式の場合は、利き腕でない方の手首に骨の出っ張りに被らないようにして隙間なく巻きつけます。

腕に力が入らないようにテーブルなどに置いてリラックスした姿勢で行います。
心臓と同じ高さにしておくと正確に測れます。
血圧は時間によって変動するので、比較するためにはできる限り同じ時間に測定するようにしましょう。
そして結果が異常な数値になったり、変動が激しい場合には医療機関を受診してそのことを伝えます。

自宅で血圧を測定する方法

血圧は様々な要因で変動します。
運動をしたり緊張した時には高くなりますし、その他にも車の運転、入浴、排尿・排便、飲酒、喫煙などによっても変動します。
また、日内変動といって、1日の内でも変化があり、一般的には就寝中に最低値となり、活動を開始すると上昇し、午後に向けて徐々に下降する傾向があります。

自宅で血圧を測った場合には高くないのに病院で測ると高いという場合もあります。
このような場合は「白衣高血圧」といって、原則として降圧薬による治療は必要ありません。
普段の数値がいくらくらいか知っておくためにも、高血圧の治療をしている場合には経過や治療効果を判断するためにも自宅で血圧を測定することは大切です。
また、低血圧の発見にもつながります。

自宅で測定する場合には血圧に与える外部の影響をできるだけ避けて正確に知るために、正しい測り方をするための注意点がいくつかあります。
1日に1回または2回、同じ時間帯に測定します。
1日1回の場合は朝、起床後1時間以内で朝食や服薬の前に測定し、1日2回の場合はこれに就寝前を加えます。
どちらも排尿や排便がしたい場合は済ませ、1~2分椅子に座ってリラックスしてからにしましょう。
それぞれ3回測り、始めの1回目は捨ててあとの2回を平均するのが一般的です。
血圧の値だけでなく測定時刻、脈拍数、薬を服用している場合は服薬時間、体調、症状などを記録しておくとより体調管理に役立ちます。

家庭用の血圧計には上腕式のものや手首式のものがありますが、上腕式をおすすめします。
測定はカフの下側が1~2cm上になるように、素肌または薄手の衣服の上に巻きます。
セーターや厚手の上着等の上からは巻かないようにし、またまくり上げたシャツや上着で上腕を圧迫しないようにします。
カフは指が1~2本が入るくらいの程度に締め、カフが心臓の高さと同じになるようにして測定します。

血圧は厚さや寒さによっても変動するので、測定時の室温にも気を付ける必要があります。
室温は暑くも寒くもない程度が適温といえるでしょう。
また、冬場は特に布団の中と室温との差が大きいため、起床直後の測定は測定に適していません